看取り

 

愛のといかけカード🄬トレーナーであります訪問看護師のYさん。
先日、彼女から感動の看取り体験の報告を受けました。

ご本人の許可をいただき転記させていただきます。

去年末から訪問看護をしていて先日、
初めて在宅での看取りを経験させて頂きました。

看取りまでの間、
この利用者様が元気だった時に「愛のといかけ🄬カード」を使い、
この方の深い想いを感じ、聴くことがありました。

10枚1組で販売されている「愛のといかけ🄬カード」の
「来年の今日までにやっておきたいことは何ですか?」に、
「ひ孫を抱っこする」と教えてくれました。

様態が急変し、寝たきりで抱っこは出来ませんでしたが、
ひ孫さんに会い、横に添い寝をすることができました。
そして、この方は次の日に静かに、息を引き取りました。

私とこの方の娘さんと、寝たきりになったこの方のそばでいつも、
といかけカードでのこたえを思い出しながら話していました。

なので、娘さんもご本人の願いが叶えられたことをとても喜んで教えてくれました。

「幸福度は何%ですか?」に
「100%だね。」と
満面の笑みで答えていた利用者さん。

寝たきりになったときにも聞いたら、首を縦に振り頷いていました。

それを一緒に聞いていた娘さん。

「母のようにいつも穏やかに笑顔で生きていきたい。」

そう答えていたことを思い出しながら、語り合い、
そこには、穏やかな時間が流れていました。

在宅での看取り。
私は看護師なのに何も出来ない。。

と無力さも感じていましたが、この方との関わりで、
「愛のといかけ🄬カード」を通し、想いに触れることで、
この人らしい生き方、最期に向き合うことができたと感じました。

なかなか普段の会話では、
聞くまでに信頼関係を築いていかないと聞づらいことも多いと思います。

それを、「愛のといかけ🄬カード」を介すことで、
自然と心の本音に触れたり、歴史に触れることができる。

そこを家族とも共有することで、
家族、ご本人共に心に寄り添った関わりへ繋がり、
信頼関係が深まってゆくと感じました。

信頼関係が深まってゆくと感じました。
カード1枚1枚に想いが重ねられていく。

このカードを開発して下さったあゆみさんと経験、
体験をシェアし合える仲間がいることに感謝です。

~転記終わり~

私は、この報告をいただいた時に、感動で胸が震えました。

最初は自宅で看取ることに恐れを持っていたご家族だそうです。

それが、このカードが、
彼女の持っている愛情深さと寄り添い力を引き出し、
家族にとっての幸せな看取り時間となったのだと感じています。

Y看護師は、ご家族から「あなたで良かった」と言われたそうです。

私の活動の使命
「どんな病や障がいがあっても人生最期の瞬間まで自分らしく生きられる支援をする」
「介護される側もする側も「あなたと出逢えてよかった」と思いあえる関係づくりを支援する」

これが実現できたならば、私も生まれてきてよかったと思えます。

志を同じくする素敵な仲間がいることに感謝です。

まだまだ愛溢れる仲間と未来を創っていきたいと思います。

 

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